そういえば調べてませんでしたが、動作することを確認しました。
なお、Windows 10 をアップグレードインストールした場合、アップグレード直後は使えないことが予想されます(Windows 10 に限りませんが)。これは、Ut Video Codec Suite は DLL をシステムディレクトリにインストールしているからです。改めて Ut Video Codec Suite を(再)インストールすると使えるようになるはずです。
手元の Subversion なレポジトリのうち、オープンソースであるようなものを git に変換し、さらに GitHub に載せました。ただし、マスターは依然として手元にあるものとして扱います。
対象は imck, mdsplayer, utplayer, utvideo, vctest, vclist, kotoribot, kancolle-dic です。
GitHub に載せた直接的な理由は、utvideo の fork らしきものが6個あるからです。 utvideo で検索 / libutvideo で検索
あと、git なので手元にあるレポジトリと GitHub にあるレポジトリとは完全に同じものになるはずで、HDD の障害などでレポジトリを失う可能性を低くすることができます。
Windows 10 がリリースされたので手元の VM 上で動作確認をしていたのですが、ULRA な AVI のエクスプローラー上でのサムネイルが上下反転するという症状が確認されました。
Windows Vista 以降では、エクスプローラー上でのサムネイルの生成はまず MFT (Media Foundation Transform) 版のコーデックを使ってデコードしようとする(ダメだったら DirectShow にフォールバックする)のですが、そこに問題があるようです。ざっと調べたところ、コーデックを使う側が渡してくるバッファがトップダウンかボトムアップかが Windows によって異なるらしいということは分かりましたが、何故かそれを判別できないようです。単に私の MFT に対する理解が浅いだけなんですけど。
MFT 版はバージョン 12.0.0 の時に「うっかり実装してしまった」ものなのですが、MFT 版って私の知る範囲では Windows Media Player とエクスプローラー上でのサムネイルの生成でしか使われておらず、調査に苦労して解決しても別段得しないので、MFT 版は廃止することにします。
将来、MFT 版がどうしても必要になったら、その時にまた追加するでしょう。
10.7 Lion 以降は “Mac” が取れて “OS X” らしいんですがまあそれはともかく。
今の Ut Video Codec Suite の Mac 版は Mac OS X 10.5 SDK を使ってビルドされていて、readme の表記では 10.6 以降をサポートすることになっていますが、近いうちに 10.8 以降をサポートするように変更します。
Apple は OS X は「最新の2つ前」までには重大なセキュリティフィックスをリリースするように「見える」(他の OS ベンダーと違って一切明言されていない!)ので、10.10 Yosemite が出ている現在では 10.8 Mountain Lion までということになります。10.8 でも出てないセキュリティフィックスがあるようなので、Apple としては既に最新のしかサポートしないようになってるのかもしれませんが。
ちなみに、Windows 版は Visual Studio 2013 (Visual C++ 2013) と最近の Windows SDK を使ってビルドして Vista 以降をサポートすることになっていますが、新しい Windows の機能は使っていないので、動くか動かないかという点だけで言うと XP でも動くはずです。一方 Mac の場合は、新しい SDK を使ってビルドすると、新しい OS の機能を一切使っていなくても、その SDK のターゲットバージョン以降でないと動かなくなります。