- その他
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- ULRG: デコード時に RGB32 で出力する場合、安全のためアルファチャンネルと解釈されうるフィールドは 255 で埋めるようにした。
- 共通: エンコード時に出力の biBitCount には入力の実効ビット数を設定するようにした。
readme ファイル/(英語) インストーラ(msi 形式) ソース
ULRG に RGB32 で渡すソフト(たとえば TMPGEnc)からエンコードして、できた AVI ファイルを Premiere に渡すとアルファチャンネル付き映像だと思って読み込まれるのですが、その時にアルファチャンネルだと解釈される場所は 0 (完全透明)で埋めていたので、一見真っ黒な(正確には透明な)映像になっていました。このバージョンでは 255 (完全不透明)で埋めるようになったのでこの現象がなくなります。また、このバージョンでエンコードした AVI ファイルは Premiere に渡してもアルファチャンネル無しとして読み込まれます。
# コーデックのベンチマーク終わらん…
「Ut Video Codec Suite」は「ユーティー ビデオ コーデック スイート」と読むんだよ!
「Ut Video Codec Suite」は「ユーティー ビデオ コーデック スイート」と読むんだよ!
大事なことなので2度言ったよ!
# Huffyuv よりは読み方は自明だと思っていたのだが甘かったらしい。
## というか俺釣られた?
機能追加
- RGBA のためのコーデック (FOURCC: ULRA) を追加した。
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いやね、コード自体は 3.8.0 をリリースした後に千早をプロデュースしつつ2時間弱でジェバったんですよ。でもやっぱり動作検証に時間がかかるわけで。ていうか Premiere Elements もアルファチャンネル対応してるんですね。知らなかった。
ちなみに YUV420(YV12 とか)ではなく RGBA を作ったのは、RGBA の方がコードが少ないのと、そっちの方が有用だと考えたからです。YUV420 は YUV422 で代用できないこともないけど、RGBA は他のもので代用できないわけで。(他のものにはアルファチャンネルがないから)
なお、4.0.0 はタグ打った後にパッケージングミスが発覚したのでお蔵入り。
- 機能追加
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- 共通: Predict left フレーム内予測方式を追加した。手元の計測では、今までの実装(Predict median)と比較して、エンコード速度ほぼ同じ、圧縮率 10% 低下(ファイルサイズが 10% 増える)、デコード速度 50% 向上(デコード時間が 30% 強短くなる)。
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今回はコードの追加量が多いので特にご注意あれ。
- 性能向上
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- 共通: デコードを高速化した。Core 2 の場合で 9% 程度。
- ULY2: RGB24 からのエンコードを高速化した。Core 2 の場合で 9% 程度。
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肝心のハフマンデコードが速くならないのでそろそろ限界が…
- 性能向上
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- ULY2: RGB24 からのエンコードをアセンブラ化により高速化した。Core 2 の場合で 42% 程度。これでシングルスレッドでも Huffyuv (Predict median) より有意に速くなった。
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特に言うことは無し!w
- 機能追加
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- ULY2: デコード時に RGB24 で出力できるようにした。最初からアセンブラバージョンがある。
- バグ修正
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- ULY2: RGB24 エンコード時に、横幅が 4 の倍数ではない場合、映像の右端にゴミが発生する。
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ULY2 の RGB24 出力ですが、これにより MS8 や VS12 で読み込めるようになるはずです。
RGB24なんて爆発しろ!(T_T
- 機能追加
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- ULY2: エンコード時に RGB24 で入力できるようにした。例によってとりあえず作っただけなので、RGB24 入力時のエンコードは遅い。
- バグ修正
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- ULY2: RGB32 デコード時に出力フォーマットの biHeight の正負を見ていないため、環境によっては上下が反転してデコードされる。
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ULY2 の RGB24 入力をアセンブラ化してから出そうと思っていたのですが、再生時の上下反転で困っている人がいるようなので今の状態で出すことにしました。私の環境では上下反転は起きていないので、思い当たる箇所を修正しただけで本当に直っているかどうかは確認できないのですが…
- バグ修正
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- 共通: エンコーダを使う側のソフトによっては、エンコードを開始すると不正な処理で落ちる。
- その他
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- 設定ダイアログのタイトル文字列を適切なものに変更した。
- バージョン情報ダイアログにバージョンを表示するようにした。
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バグ修正のやつは、Display2AVI で使えない件の修正になります。他の編集/キャプチャソフトで同じ症状の場合は直るかもしれません。
スレで DScaler で使えない、って話があるようですが、困ったことに私の環境では DScaler が起動直後にハングアップするのでテストができません。どうしたものやら。
- 性能向上
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- 共通: デコードを高速化した。Core 2 の場合で 20% 程度。これでシングルスレッドでも Huffyuv (Predict median) より有意に速くなった。
- 共通: エンコードを高速化した。Core 2 の場合で 8% 程度。
- ULY2: RGB32 へのデコードをアセンブラ化により高速化した。Core 2 の場合で 47% 程度(前述の共通の高速化の効果を含む)。
- バグ修正
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- 共通: 処理できないフォーマットを渡してエンコード/デコードを開始しようとしてもエラーにならない。
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今回は高速化がメインです。部分レジスタストールって馬鹿にならないんですねぇ。(デコードの高速化のほとんどは部分レジスタストールの解消によるもの)