全自動コーヒー店をやっているという話は以前書きましたが、今度はおひとり様限定のブラックコーヒー専門店を全自動化しています。

以前やっていた全自動コーヒー店は、「多人数(3-7人)」「追加の砂糖あり」でした。これだと以下の問題があります。

  • 大きい(7人座れる)テーブルを用意する必要があるが、一方で人数には幅があるため、必ずしも全ての椅子が使われるわけではなく、場所の効率が悪い。
  • 砂糖を提供するために追加の設備が必要であり、やはり場所を取る。
  • 砂糖を注文されるのでその分食事が長くなる。

さらに、ゲームバージョン 1.2.0 でコンベアの輸送速度が実質的に下がる問題は解消されたものの、高負荷時に客の動きがおかしい(歩き始めるべきタイミングで歩き始めないとか、歩いている途中で動きが止まるとか)という点についてはそのままです。そのためタイミング的には間に合っているのに店外行列の忍耐が尽きて失敗することが頻発し(実際には失敗する直前に中断リトライしている)、71日目からに先に進めなくなりました。

というわけで、「おひとり様」「ブラックコーヒーのみ」の店舗を始めてみることにしました。おひとり様限定だと上に書いた問題点が解決する他にもう1つ利点があります。店外行列の忍耐ゲージが回復するのは行列にいる客が店内に入って来る時ですが、その回復量はグループの人数には依存しません。一方でおひとり様限定にしていると、時間あたりに処理できるグループ数は多人数グループの場合より多くなります。そのため、忍耐ゲージが回復する頻度が高くなり、結果として失敗する確率を下げることができます。

そんなわけで「おひとり様」が必須で、全自動化のためには「時短サービス」ができれば欲しいのですが、どちらも欲しいと思っていてもなかなか来ません。最終的に「おひとり様」だけ引いた状態のフランチャイズで妥協しました。


時短サービスがなかなか来ないので ひたすらオーダーパネルを連打する店主

さて、順調に自動化を進めていましたが、わりと早い段階で「食事はゆっくり」を引いてしましました。効果は驚きの食事時間4倍。コーヒーの基本食事時間は12秒なので、なんと48秒になります。リーズナブルLV1の効果で食事時間は半減していて実際には24秒なんですが、それでもものすごく遅いです。とはいえ客がなめらかに入店する状態ではまあまあ耐えられます。

しかし、さらに「おかわり」「ラッシュ」を引いてしまいました。ラッシュが効いていると、ラッシュ時刻になるまで客は来ず、時刻になったら一気に数十人来るようになります。当然店外行列が一瞬で伸びます。この時に問題になるのが行列の忍耐ゲージと食事時間の関係です。この(朝の)ラッシュにおいて、忍耐ゲージが尽きるのは晴れの時26.7秒、雨の時17.8秒になります。一方で食事時間は上の通り24秒です。つまり、晴れのラッシュ時に先頭付近で入ってきた客が入り口近くの席に座り(店内を移動した時間が短い、ということ)、おかわりをしないで帰ってくれないと忍耐が尽きて失敗することになり、全く安定しません。雨が降っていれば確定で失敗します(例によって中断リトライ)。


ギリギリセーフな場合の動画

ここで活躍するのが 1.2.0 で追加された Leftover Bags (1.2.0 では日本語対応が無茶苦茶な関係で翻訳されていない。「お持ち帰り袋」が妥当な訳だろうか)です。お持ち帰り袋はテーブル用品の一種で、客に渡すと現在の食事を中断させる効果があります。これを使って客を即座に帰らせて忍耐ゲージを多少回復させることで、入り口近く以外の客が(おかわりせずに)帰るタイミングまで忍耐ゲージを持たせることができます。お持ち帰り袋で中断されるのは「現在の食事」だけなので、おかわりされると即座に帰らせるという目的においては無意味になってしまうのですが、4つあればどれかは大丈夫でしょう。というわけで大幅な安定化が達成されました。雨が降ったらダメなのは相変わらずですが(仮に開幕を耐えられても夜に耐えられなくなって失敗すると思われる)。

ちなみに ナイフとフォークセット という食事時間を半分にするテーブル用品も存在しますが、テーブル横のコンベアに置いてあっても使われない(ちゃんとテーブルに置いておかないといけない)ので店舗構造上活用が難しいのと、そもそもバーテーブルでは効果がないので今回は不採用となりました。使えればこっちの方が安定するはずですが、全自動ではなくなります。


安定化したとはいえ赤警告が出るレベルまでは追い込まれる

これで無制限に続けられる状態になったかと思います。その先には何が待っているんでしょうか。

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