4月
16
いろいろと。
他の FourCC との機能上かつ仕様上の違いは?
10bit である、という自明な違いの他に、以下の違いがあります。
- コーデック側での色空間変換(たとえば YUV<->RGB)はありません
- インターレースの設定はありません
- 色域の設定はありません。色域によって FourCC を分けることもありません
現時点での機能上の制限事項は?
リリース記事にも書きましたが、以下の通りになります。
- フレーム分割数が 1 固定
- フレーム内予測が Predict Left 固定
- 映像の幅は 48 の倍数でなければならない(本来は 2 の倍数であるべき)
- Mac の QuickTime コンポーネントとしては使えない
制限事項はいつごろ解消される予定ですか?
ぶっちゃけ「暇になったら(&やる気になったら)」としか言いようがないのですが、さすがに 48 の倍数では使いづらいので、映像の幅に関する制限は最優先で解消したいと思っています。エンコードオプションについてはその後になります。
QuickTime については Mac でテストできる環境が無いとどうしようもないのですが、Final Cut Pro (と Autodesk Smoke)ならテストできるらしい、という話を Twitter で教えてもらいました。Premiere Pro や After Effects だとどうなんだろう。
何故 “Pro” なのですか?
使う側がプロフェッショナルであることを(”Pro” でないものよりもさらに)要求するからです。
世の中には “Pro” と付いたバージョンは多機能/高性能な代わりに自由ではなく有償になっているものもありますが、Ut Video Codec Suite においてはそういう事は無く、他の FourCC のものと同様にフリーソフトウェアです。
UQY2 の Q はどこから来ていますか?
Q なのは P の次だからなのですが、じゃあ P はどこから来ているかと言うと、”Pro” から来ています。P は 8bit、Q は 10bit の想定です。8bit のものを “Pro” で作ることはしばらくないと思いますが。
なお、UQ WiMAX は関係ありません。
こんなところか
Hi,
V210 can be tested in many software on mac and pc. Ae or Premiere is one of them. Even QT player is a way of testing it.
Also QT provides few 10bit+ formats on output and v210 is one of them. It also provides b64a etc.
Actually, I’m not very worried about test environment. The main problem is monetary cost… (sigh)
As I tested before, QT player offers only 32bit ARGB (k32ARGBPixelFormat), even if codec offers only 24bit RGB (k24RGBPixelFormat). Any idea?
I know that many 10+bpc formats exist. However, for higher bpc videos, we need much more computational cost and achieve lower compression ratio. I will first focus on improvement of UQY2 because its effort-effectiveness is better than attempting higher bpc formats.
Oops, I have forgot…
http://umezawa.dyndns.info/wordpress/?p=2351
http://umezawa.dyndns.info/wordpress/?p=2354
いつもお世話になっております。
関連する過去記事は一通り読んだつもりなのですが、Windows環境でUQY2.aviの読み込みや書き出しができる
ソフトウェアは、その後VirtualDub以外に何か確認されていますでしょうか?
いえ、残念ながら確認していません。(できないことを確認したのではなく、そもそも確認していない)
ご回答いただきありがとうございます。
Intensityでの10bitキャプチャに使えるのかなと思ったのですが
なにぶん実機が無いので試せないのと、
キャプチャできたとしてその後の編集をどうするかですね。
http://amalabo.blog35.fc2.com/blog-entry-87.html#comment2962
無印 Intensity (HDMI 入出力のみを持つ小さいやつ)なら持ってますけど、8bit YUV422 しか選択できないようですね。GraphEdit 上で UQY2 エンコーダの入力に直接ピンを接続しようとしたら「接続に必要な中間フィルターの組み合わせが見つかりませんでした」と言われます。
ともあれ、Intensity Pro/Shuttle で 10bit YUV422 キャプチャに使えるかどうかは分からないです。
# 昔 Pro も持ってたんですけど知人に譲っちゃったしなぁ…
ありがとうございます。
上のコメントで示したあまラボさんのところにも書いたように、
ProはSDのみ、ShuttleはHDにも対応という感じのようですね。
10bitRGB(r210)はもっと上位機種になるのかな・・・。
どなたか持ってる方が試してレポしてくれるとネタ的に面白そうです。
ちなみにBlackmagicのDesktopVideoに同梱されている
10bitYUV422(v210)コーデック(入出力はRGB32/24のみ)で
RGB→v210→RGB変換をしてみましたが、YUY2より色の誤差が大きい模様です・・・。
製品ラインナップ上の差別化もありますからね。あと RGB だとデータ量が増えるので PCIe 1x だと帯域が足りない(4x が要る)というのもあります。Gen2 Gen3 なら足りるのかしら?
AviUtlスレにも書きましたがUQY2を劣化無しでAviUtlに読み込む方法です。
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/avi/1400444842/324
使用ツール:UtVideo14.2.0、Vapoursynth r23、Python3.3.0、AviUtl1.00
ソース:VirtualDubで作成したUQY2.avi(10bitYUV4:2:2可逆)
vpyファイル(uqy2.vpy):
import vapoursynth as vs
core = vs.get_core()
video = core.avisource.AVISource(r”D:\UQY2.avi”)
video.set_output()
AviUtl側の設定:
1.P21x_VFW_Reader_for_AviUtl-0.2.0を導入する。
http://csbarn.blogspot.jp/2012/10/p216p21x-vfw-reader-for-aviutl.html
2.入力プラグイン優先度の設定で、「P21x VFW Reader」の優先度を
「L-SMASH Works File Reader」や
「AVI File Reader(Video for Windows)」より高くする。
3.uqy2.vpyを読みこむ。
4.その他→ファイル情報を開き、
ファイル制御:P21x VFW Reader
ビデオ展開形式:YV48
になっていれば成功。
VapoursynthのAVISource()がUQY2をv210で読んでYUV422P10(P210)にし、
それを「P21x VFW Reader」がYC48で読み込みます。
これで10bit深度のデータを劣化させずに読みこめているはずです。
UQY2で書き出す方法は今のところ見つかってませんが、
この先HighBitDepthなavs2aviやAVI出力プラグイン、
UQY2等を直接読めるHighBitDepthなAVI入力プラグインなどが出てくれば
UQY2や各種無圧縮10bitでの入出力が容易になりますね。
ふむふむ。
AviUtil といえば、昔KENくんに「AVIファイル読み書きするときに(RGB24やYUY2だけでなく)YC48でコーデックとやり取りできるようにならない?」と言ったら「いやーそれ要るのかなぁw」みたいな感じではぐらかされた記憶があります。
UQY2を引き合いに出してYC48やv210等のHigtBitDepth対応の要望を出してみるとかw
そういえばYC48ってなんで12bit+1深度なんでしょうね。
なお上に書いたVapoursynthを使ったUQY2.aviのAviUtlへの読み込みですが、
L-SMASH Works rev729でvpy読み込み処理が修正されたため、
「P21x VFW Reader」がなくても読み込めるようになりました。