ECC 目的で Ryzen を買った

前の記事で書いた通り、ECC メモリ目的で Ryzen を買いました。

まず注意点として、Ryzen を冠する全ての SKU で ECC メモリをサポートしているわけではありません。 Ryzen CPU (型番の末尾が G でないもの)はサポートしていますが、 Ryzen APU (型番の末尾が G であるもの)はサポートしていません。ただし、 Pro を冠する Ryzen APU はサポートしているようです。なお、これらは基本的にマザーボードメーカーが言っていること(例えば ASUS のページ)であって、 AMD が言っていることではありません。(AMD は Ryzen で ECC をサポートするとは明言していないはず…)。最初は上の ASUS のページを見て Zen 3 の APU(Ryzen 5000G シリーズ)を買おうとしていたのですが、もうちょっと調べたら 5000G も ECC をサポートしないらしいことが分かって命拾いしました。AMD の公式サポートが欲しいなら Threadripper が ECC をサポートしていますが、一番安いのでも CPU だけで20万するので選択肢から早々に除外されます。

マザーボードの方は ASUS ProArt B550-CREATOR を持ってきました。 X570 だとモノによってはチップセットにファンが付いているので、それを避けたのと、 QVL に ECC メモリが書かれているのと、オンボードで Intel 2.5GbE NIC が乗ってるのとを満たしたものを選びました。 QVL に書かれてなくても ECC メモリはサポートされているはずですが、書かれている方が安心感があります。ところでこのマザー、Thunderbolt 4 チップやら Adobe CC の3か月無料券やらが付いてくるのですが、使い道がありません。

ところで、 Ryzen 5 5600X には CPU クーラーとして Wraith STEALTH が付属します。いかにも付属クーラーという見た目で、 Intel の付属クーラーと違ってネジ止め式なのですが、ネジに付いているバネがすごい硬いので、ものすごく固定しづらいです。壊すかと思いました。おとなしく何か買ってきた方がいいでしょう。

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