8月
31
ウチの家鯖は ESXi (vSphere Hypervisor) で集約しているんですが、割と長く使った電源ユニットの交換のついでに ESXi を 6.7u2 から 6.7u3 にアップデートしました。赤い文字が出て起動しませんでした。
具体的には以下のような表示。
Shutting down firmware services... Page allocation error: Out of resources Failed to shutdown the boot services. Unrecoverable error
同じバージョンで同じ症状の人が VMware のフォーラムに投稿してるので見てみたところ、いくつか対策が紹介されています。
- BIOS アップデート
- UEFI ブートを無効化(旧来の BIOS ブートを行う)
- VT-d を無効化
が、BIOS アップデートをしても効果はなく(差分はマイクロコードアップデートだけだったのでさもありなん)、UEFI ブートを無効化するとそもそもブートローダーに到達せず、VT-d はウチでは必須なのでその手は取れず、ということで元に戻すことにしました。
まずリカバリーはできませんでした。というかリカバリーモードに入っても今インストールされているのは 6.7u2 であるビルド 13006603 のみであり、アップグレード前のものは存在しない(なのでリカバリーブートはできない)、と表示されます。なんかかなりおかしい。
あきらめて 6.7u3 の CD を使ってアップグレードインストールをしたり新規インストール(データストアは維持)したりしましたがダメで、結局 6.7u2 の CD で新規インストールして復活させました。失われたのはハイパーバイザ部分だけの設定で、それは大した量ではないのが幸いです。VM が失われていたらヤバかった。
しかしこれだと 6.7u3 より先に行けなくなってしまって困ります。このマシンあと2年は使う予定なんですが…
私の環境でもESXi6.7 update3インストール後に同じ状態になりましたが、以下の手順で起動するようになりました。
BIOSのブートメニューで起動順位から「UFEI:」で始まるものを無効化し「P0」や「P1」などで始まる起動ドライブを優先。
無効化せずに優先順位を下げるだけでも良いかもしれません。
あと、念のためセキュアブートを「非UFEI OS」にしました。
「VT-d」は有効のままです。
なるほど。時間があるときに試してみます。