4月
23
- 性能向上
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- ULRG,ULRA,ULY2: AVX 命令が使用可能な環境で、ネイティブな色空間からのエンコードを高速化した。x86 の場合は 10% 程度、x64 の場合は 12% 程度。
- ULRG,ULRA,ULY2: AVX 命令が使用可能な環境で、「圧縮率優先」でエンコードされた映像のネイティブな色空間へのデコードを高速化した。x86 と x64 ともに 5% 程度。
readme 日本語 英語 / バイナリ Windows (exe) Mac OS X (zip) / ソース
上に書いてある通り、AVX 命令が使用可能な環境で高速化しました。「デコード速度優先」でエンコードされた映像のネイティブな色空間へのデコードは別の原理で以前(バージョン 8.3.0、バージョン 8.4.0)高速化したので、今回の高速化の対象ではありません。ネイティブでない色空間に関しても対象ではありません(readme には書き忘れましたが)。
「AVX 命令が使用可能な環境」というのは、現時点では以下の両方を満たす環境を言います。
- CPU が以下のいずれかであること
- Sandy Bridge / Ivy Bridge マイクロアーキテクチャの CPU (Pentium/Celeron ブランドのものを除く)
- Bulldozer マイクロアーキテクチャの FX シリーズ CPU (A シリーズ APU は AVX に非対応)
- Piledriver マイクロアーキテクチャの CPU / APU
- OS が以下のいずれかであること
- Windows の場合: Windows 7 SP1 以降 または Windows 8 以降
- Mac の場合: Mac OS X 10.6.8 以降 または OS X 10.7 以降
ただし、Bulldozer / Piledriver の場合は実際に速くなっているかどうかは分かりません。(測ってないし)
何故 AVX 命令が必要ということになった(した)のかについては、次の記事を参照してください。
ありがとうございます
Ivy BridgeなPentium/CeleronはAVX使えませんね。
む、そうですか。記事の方は修正しておきます。