- 機能追加
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- エンコーダの設定をコーデック側でグローバルに保持できるようにした。
- コーデックを使う側(編集ソフトなど)からの設定変更を無視できるようにした。
readme 日本語 英語 / インストーラ x86 x64 / ソース
私は、エンコーダの設定はエンコーダオブジェクト内に保持し、エンコーダを使う側(たとえば編集ソフト)でそれを取得して保存すべきだと考えているので、今までコーデック側で設定を保存するようなことはしていませんでした。しかし、それだと不便だと考える人も多い(ていうかエンコーダクライアント側で保存してくれないものが結構あるっぽい)ようなので、エンコーダの設定を保存する機能を付けました。ついでに、Huffyuv に近い挙動にするために、エンコーダクライアントからの設定変更要求(設定ダイアログを出せという要求のことではなく、この設定パラメータを使えという要求)を無視する機能も付けておきました。
新しく追加した動作を有効にするかどうかは、新しく追加された Global Configuration ショートカットで開くダイアログから設定します。「保持『するように』した」ではなく「保持『できるように』した」となっているのはそういうことです。なお、デフォルトの動作は「保持しない」「無視しない」で、これは以前のバージョンと同じです。
動作を有効にするかどうかのフラグや、結果として保存される設定は、ユーザごとに保存され、また x86 と x64 とで共有されます。ユーザごとに保存される点については特に異論はないでしょう。x86 と x64 とで共有されるのは、分けて設定・保存するのは不自然だし意味がないと考えたからです。
「保持する」「無視する」の両方にチェックを入れると、Huffyuv に近い動作になります。が、完全に同じ動作になるわけではありません。これは、Ut Video Codec Suite においてはエンコーダの設定はエンコーダオブジェクトの中に保持されるのに対して、Huffyuv においてはiniファイルに保存されているものを必要になった時点で都度読み出すようになっているからです。この Huffyuv の動作は、私の前述のポリシーに反するという点以外にも、設定の読み書きで race condition が発生しうるという点で問題があります。
はじめまして。
これまでWinXP 32bitでUtVideoを便利に使わせて頂いてたのですが。
このたびAthlon64X2マシンにVista x64を入れて、そこにx64版UtVideo8.1.0をインストールしたところ、なぜかコーデックとして認識されませんでした。
aviutlなどのAVI保存コーデックの選択肢にUtVideoが登場しません。
ためしにこのVista x64環境にx86版UtVideo8.1.0をインストールしたところ、aviutl等で普通にコーデックとして使えました。
うーん、なぜなんでしょう。Vistaだから???
報告すべき動作環境・条件などに不足があれば言ってくださればさらに詳しく調査します。
ご愛用ありがとうございます。
Ut Video Codec Suite 8.0.0 以降の場合、x64 な Windows には、x86 と x64 の両方のパッケージをインストールしてください。現状、動画を扱うほとんどのアプリケーションは 32bit なので、x86 のコーデックしか使えないのです。
[…] ※詳細については作者さんが解説してくれています。 →http://umezawa.dyndns.info/wordpress/?p=1890 […]