Premiere Pro 以外でも試してみました。具体的には、Adobe After Effects CS5、Thomson-Canopus EDIUS Pro 6、Sony Vegas Pro 10 です。すべて Windows 版。
試してみたんですが、どれも汎用 AVI 出力する際にコーデックに 8bit を超える色深度で渡そうとしないようです。Vegas に至ってはそもそも外部コーデックを使う方法が分かりません(だれか教えて…)。それぞれの独自の出力プラグインを経由して 8bit を超える色深度で渡すことはできるようですが、汎用のインターフェースではどうやらできないように見えます(QuickTime だとどうなるかは不明)。Vegas なんか出力プラグインを追加できるかどうかすら分かりませんでした。
汎用インターフェースが存在してそれを使ってくれるようであれば、それに沿ったコーデックを書けばおしまい(8bit 色深度では VCM インターフェースがこれに相当する)ですが、編集ソフトごとに出力プラグインを書くとなるとかなり大変なことになります。ソフト全部集めてこなきゃいけないし。
ちくしょー
一応、技術的興味はあるので、仮想環境内に Pr CS5 の体験版をインストールして、Pr が VCM コーデックに対してどんなエンコード入力フォーマットをチェックしてくるかを見てみたのですが、Premiere Elements と同様、8/16/24/32bit RGB しかチェックしてきません。アカンがな…
ひょっとして QuickTime 経由じゃないと RGB 以外のフォーマットをコーデックに渡すことができない?
Vegas Movie Studio HD Platinum 10.0 (以下 Vegas)で Ut Video Codec Suite でエンコードされた映像を素材として使っているとかなり落ちやすい、という報告を受けました。
体験版で試したところ確かに落ちるんですが、デバッガで一般保護例外を捕まえられません。Vegas はマネージドコードで動いているようなのですが、最初はマネージドコードとしてアタッチしてしまって utvideo.dll すら見えないという状態でした。これはネイティブコードとしてデバッグするように明示したらとりあえず utvideo.dll が見えるようになったのでこれに関してはOK。しかし落ちてもデバッガで例外を捕まえることができず、Vegas が内蔵しているエラーリポート機能が起動してしまいます。ブレークポイントを設定すると止めることはできますが、秘孔を突いて1発で落ちるような問題ではないので、これでは意味がありません。
これではデバッグができない…