amaman氏(アマレココの作者)が、ちょっと前にAMV2コーデックを発表しました。AMV2コーデックについては後日書くとして、今回はその比較ベンチマーク記事にあった Ut Video Codec Suite のベンチマーク結果についてです。

このベンチマーク結果によると、ULRG を RGB24 入力でエンコードに使うと、解像度に関わらず「妙に遅い」ことになっています。デコードの場合や、あるいは ULY2 を YUY2 入出力や RGB24 入出力で使っている場合はそういうことはないようです。そんな馬鹿な、と思って手元でテストすると、実際そんなことはありません。もちろん、同じ解像度だとデータが 1.5 倍ある分、ULY2 を YUY2 入出力で使う場合より時間がかかりますが、順当に 1.5 倍強の時間がかかるだけです。

このベンチマークでは Athlon64X2 を使ったということですが、手元のマシンは Core 2 Quad Q6600 です。とすると CPU 依存てことですかね。CPU のアーキテクチャによって速度が違ってくるのは当たり前のことですが、エンコードだけが遅くてデコードは普通、というのが不思議なことろです。

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2 comments untill now

  1. 始めましてUtVideoを使わせて頂いておりますamamanです。
    ULRGについてAthlon64X2以外のパソコンでテストしてみました。
    Athlonでは先の通りですが、同じAMDのTurionでも
    同様に遅い傾向が見られました。また、Celeronでは特別遅くなることは
    ありませんでした。どうもAthlonとTurion固有の問題のようです。
    全てのパソコンで遅くなると誤解を招くような記事を書いてしまった事を
    お詫び致します。記事の方は訂正させて頂きました。
    また、AMV2に関する事を書いて頂けるとの事で、
    Intel系のマトモナCPUを所有していない私にとってはとてもあり難く
    参考にさせて頂きたいと思います。

  2. 梅澤 威志 @ 2008-10-05 00:04

    修正前でも測定環境は最初に書いてあったと記憶しているので、それほど気にすることではないと考えています。最終的には「自分のマシン」で使ってみて判断しないといけないはずで。

    Phenom でも同様の傾向になるのかなぁ…

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