まあ、ちょっとだけですけど。間違ってたらツッコミかもん。長かったので畳んでおきますね。

  • Mac OS X 10.6 Snow Loepard では、QuickTime XQuickTime 7 が同梱される。後者はデフォルトではインストールされない。
  • 10.6 より前では、QuickTime 7 のみが同梱される。
  • QuickTime 7 は、
    • 32bit アーキテクチャを前提として作られている。64bit アプリケーションから直接明示的に使うことはできない。
    • Carbon ベース
    • プラグインシステムに対応しており、いろいろなコンテナやコーデックが配布されている。
    • Windows にも移植されているが、API は厳密には同一ではないので、そのまま持って行ってもコンパイルできない(ことがある)。
  • QuickTime X は、
    • 64bit アーキテクチャに対応できるように新設計されており、QuickTime 7 とは別物である。
    • Cocoa ベース
    • いまのところ(少なくともリリース時点では)プラグインシステムには対応していない。そのため、サードパーティーがコーデックなどを追加することができない。
    • Windows には移植されていない。Windows ではまだ QuickTime 7 が最新である。
  • QuickTime X を使うには、QTKit と呼ばれる新しいインターフェース(ツールキット?)を使う必要がある。内部ではまず QuickTime X でサポートされる機能であれば QuickTime X が使われ、サポートされないなら(必要ならプロセス間通信を行って)QuickTime 7 を使う。

というわけで、Ut Video Codec Suite 的には QuickTime 7 用のコンポーネントを書けばいい(というか QuickTime X のコンポーネントはそもそも書けない)ということになります。

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  1. おお! QuickTime対応を考慮中でしょうか?
    MMDで作成したムービーをMacに持って行くときにUt Video Codecが使えたら、便利そうですね。

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