せっかくなので VMware に FreeBSD を入れて ZFS をさわってみることにしました。準備編ではとりあえず current に追いつくところまで。といっても current に追いつくところまではシステムを普通にバージョンアップするのと同じなわけで面白い話ではないのですが。

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カーネギーメロン大学セキュリティ・ワークショップ「情報セキュリティのためのリバースエンジニアリング」に行ってきました、というか代理で行かされたというか(ものすごく語弊アリ)。なんか気がついたら同期社員が後ろで聞いてるし(しかも仕事としてではなく休みを取って出席)。

注目すべきは、やはり高橋氏の法的問題に関する講演。当方技術バカなもんですから、法的な話は非常に新鮮で有意義でした。ライセンス条項による縛りにどれくらい意味があるのか、という点も面白いところでした。

現在はほんの一部の人が脆弱性を探し当てることにみんなが依存しているため、このままだと守る側は辛い戦いをずっと強いられるわけです。パネルディスカッションでは脆弱性を探して良い方向に役立てる側を(質も量も)いかにして増やすか、という話でも盛り上がってましたね。

FreeBSD の main trunk に ZFS が入って、7.0-RELEASE で使えるようになるそうで。ソース

ZFS は非常に気になってはいたものの、Solaris がサッパリわからなくて 3 回ほど挫折たこともあり、検証も何もできなかったので、ようやく来たか、という感じですね。いや、むしろ意外と早く来たのかも。

あとはどれだけ安定して出てくるかですが、BSD の奇数バージョンは安定しないというのが定説と聞いた覚えがあるのでどうでしょう。まあ ZFS 自体が experimental feature だし気長に行きますか。